片頭痛患者さんは、白色LEDとブルーライトが苦手
光刺激による片頭痛の影響を小さくするために、具体的にどのような対策ができるでしょうか。日本で行われた研究結果に沿って紹介します。
片頭痛患者さんに、白色LED、白色蛍光ランプ、電球型ランプの光を照らして、最も不快に感じた光はどれかを調べたところ、約6割の患者さんが白色LEDの光源を最も不快に感じました。一方で、白色蛍光ランプと電球型ランプの光を不快に感じた患者さんはそれぞれ約2割にとどまりました(下記イラスト参照)3)。
さらに、ブルーライトを含む3種類の光源に対する反応を検討した研究で、片頭痛患者さんは健康な方よりもブルーライトの光をまぶしく感じていることもわかりました4)。
片頭痛もちの方は白色LED、ブルーライトの光をできる範囲で避ける工夫が必要なようです。
特に夜間、寝室で照明をつけずにスマートフォンの光を浴びることは片頭痛発作の誘因になったり、睡眠リズムにも影響したりする可能性があるので注意してください。